プロパティバーの「密度」の右側にある錠前アイコンをクリックして(青色から黒にする)、ブラシサイズと密度の連動をオフにすると、この問題が回避できます。また、プロパティバーの先頭の「ブラシのリセット」アイコンをクリックすることで、「密度」の数値を正常な値にもどすこともできます。(この問題はたぶん修正予定です。)
途中で「作業領域」を切り替えると、カスタマイズが保存されないので、注意してください。カスタマイズ後はいったん終了しておくと確実です。パネルの配置については[ウィンドウ]>[パレット配置]>[パレット配置の保存...]で保存しておけます。(この保存ファイルは ユーザーフォルダ の[作業領域名]フォルダ内、Framework フォルダに保存されています。作業領域そのものを捨てたりリセットするとなくなります。
デフォルトのキーボードショートカットは Alt + Ctrl + 1 ですが、キー設定から自由に変更できます。
カスタムパレットへのコマンドの登録でカスタムパレットに追加することもできます。
カラーホイールの周囲に薄くグレーの輪郭線があり、この上にマウスカーソルを合わせると位置調整カーソルに変化しますが、ここでドラッグするとカラーホイールの大きさを調節できます。大きめに調節したほうが RGB および HSV の 0 から 255 までの数値がきちんと取得できます。(小さいと、カラートライアングルの右端でも S が 253 とか中途半端になる問題があります。)
色スウォッチが追加されるのは、現在フォーカスがあるライブラリの末尾です。フォーカスは直前にクリックしたスウォッチにあります。黄緑色の枠(細くてよく見えないことも)が表示されているのがそうです。
以前のバージョンのように、すでに色がある枠を Ctrl + クリックすることで色を置き換えることはできません。順序を変更したい場合は四角い枠をドラッグして位置替えします。この変更は Painter 終了時にファイルに書き込まれて記憶されます。
旧形式のブラシを使いたい場合は、Painter 11 までを使って変換して使用してください。旧バージョンに附属のブラシは、コーレルのサイトの Extras で配布されています。ただし、旧水彩については Painter 7 で変換したものらしいので、新水彩になってしまっています。(この件、いちおう連絡ずみが、気になるかたはコーレルにデジタル水彩に変換したものを要求してみてください。)
- 上記 のキャメルヘアー系ブラシが、どんどん重くなる問題。
- [カラー]パネルで色の情報を HSV で表示しているとき、ブラシを消しゴムに持ち替えるたびに色が少しずつズレていく問題。
- [ブラシコントロール]関係のパネルで、表現設定で[反転]の状態が確認できない。最初に開いたときはどのブラシバリアントでもオフになっており、クリックするとオンであるように見えるが、他のバリアントに移動しても表示が変化しない。(ブラシ設定を確実に行うには、ブラシ設定の XML ファイルを直接編集するしかない。)
- [効果]から項目を選んだとき、正しいダイアログの他にダミーが表示される。
- [自動ペインティング]のランダム設定のオン・オフができない。
- [木版画]効果のダイアログで、絞り込んだ色のスウォッチの色の入れ替えができない。
- テキストツールで日本語使用時に、IME で変換を確定すると消える文字がある。ペーストすると改行位置にゴミが入る、などの不具合。(改行は Windows の CR+LF の LF のほうがゴミになります。)
- 長方形選択ツールを選ぶと、プロパティバーでは多角形選択ツールがハイライトされていて、多角形選択ツールへの持ち替えができない問題。
- [全選択]から[レイヤーに変換]など、新規レイヤー作成以外の方法でレイヤーが作成されたとき、その直後はそのレイヤーに対して作業をすることができない。(いったん他のレイヤーやキャンバスに移動してから戻れば、正常に作業できます。)
(2011/06/20 - 2011/11/14)