豆カレーは日常食になるか (2006/09/09)

うちの周辺はインドの人が多い地域らしくて、由緒正しいカレーを食べさせてくれる、でも見かけがとっても質素な店などもあって、たいへんお世話になってます。最近はインドから輸入した食品の店もできました。これまたほとんど倉庫のようなところです。ときどき日本語が通じません。

その食料品店では、これまで見たことなかったものがいろいろ買えます。チュニジア産の高級ナツメヤシとか、バスマティという種類のお米とか、ベジタリアン仕様のレトルトのカレーとか、ちょっとチャチい容器に入ったスパイス類とか、ジャガリーという精製していないサトウキビの汁を固形にしたものとか。

それから、いろいろな粉と豆。これが種類が多い。特に豆が面白くて、大豆とかインゲン豆とかのイメージとかけ離れた粒の小さいもので、しかも皮をむいて半分ずつにバラしてあったりします(原形のままのもあります)。ムング・ダル(緑豆)とか、マソール・ダル(ヒラ豆)とか、それにヒヨコ豆も。

ウェブでレシピを検索して豆カレーを作ってみました。タマネギとセロリのミジン切りと、ショウガの細かいミジン切りをいためて、水に浸しておいた「割り赤ヒラ豆」と水を加えて数分。あとは余熱で煮えてしまうような小さい粒です。そこに何かスープの素的なものと、同じ店で買ったパキスタン製カレー粉(すっきり辛い)を入れてかきまぜて終わり。

豆だからたぶん栄養バランス的にはかなり良いんでは。ネコ用のドライの粒々ゴハンみたいに、基本的にこれだけですめば、食事のことはあまり考えないですむなあ。見た目もなんかネコのエサ的に魅力がないのも、それなりによい。

なんかグルメとは方向が反対っぽいですが、ゴハンのことで頭を使いたくない、けどマズいものはあまり食べたくない、ということなのです。

書き添えておきますと、割ったヒラ豆が煮えるとあまり豆っぽくなくなります。ジャガイモの煮くずれた感じに近いです。だから大豆とは全く違うし、ヒヨコ豆とも似ていません。

長年愛用のツールが時代遅れになりつつある件 (2006/12/12)

Windows 95 の時代に使い始めたエディタとメーラーのバージョンアップがほぼ停止状態になっていて、まだまだ使用に問題はないものの、古さを感じるようになってきました。

そう言えば、その前にこれまた長い間メインで使っていた VZ Editor は、いまでも DOS 窓で動く。それはそれで貴重。だけどいくらなんでも、もうメインでは使えない。その後、すなわち DOS から Windows に移行して以来、ずっと同じテキストエディタ(QX)を便利に使ってこられたということだけでも、じゅうぶん得難いことではあるのです。でも UTF-8 をそのままでは扱えないし。

結局、UTF-8 の問題については、QX で書いたものを秀丸に Copy & Paste している、というなんかマヌケな対応です。QX での編集で読込みと書出し時に自動的にコード変換するツールを使うのは、どうも完全にシームレスにならないし、かといって、いつものマクロがない環境では、特に多少はタグを使うウェブ用のテキストでは、すごく不便。QX のマクロ環境はやっぱりたいへんよくできているわけで。……というわけで、コード変換をこなす Windows 2000 のクリップボードが偉い、ということなのかも。(まだ Windows 2000 です、はい。)

目を閉じても指が見える (2007/01/08)

最初に。これはジャンルで言うと「科学実験」です。道具は自分の身体。簡単だけど、やってみて「おお、なるほど」と思いました。

手順 ― 視線を左に向けます(首ではなくて眼球を、です)。まぶたを閉じます。閉じたまぶたの上から、指で眼球の右端をそっと押さえて、少し上下に動かしてみます。左のほうに何か見えましたか?

これは光の刺激ではなく、指の圧力を網膜が感じている結果です。網膜が直接刺激されるので、上下左右が反転しています。元ネタは Science Hobbyistこのページ

Wacom Penabled ドライバであたふた (2007/09/27)

HP tc1100 という Tablet PC を 2004 年 4 月に買ったわけですが、無償保守の 3 年が過ぎたころに不調になり、異音がしてエラーが出ることを繰り返したあと、起動しなくなりました。このところ自分の生活があれこれ忙しかったため、すぐに対応できず、しばらくしてからハードディスクユニット(簡単に取り外しできる)内部の 2.5 インチ HDD を交換、リカバリー CD(まだそんなものがついてきた機種です)から再インストール、Windows XP Tablet PC Edition を SP2 にアップデート、いつもの愛用ツール類を入れて……、と進み、Tablet PC で Painter その他のお絵かきツールを快適に使うために Wacom Penabled ドライバをインストール、するわけですが……。

「Wacom Penabled」で検索して最新のドライバをダウンロードしに行ったところ、バージョンが 5.03-3 (RC) 。何しろ選択肢がなかったので、これを拾って入れました。が、Tablet PC の「画面の回転」にペン(スタイラス)のポインタが追従しない。そのうち他のエラーも出始めた。

しかたがないので、メイン使用のほうのパソコンに何かファイルが残っていないか探す。2004 年 2 月の 4.78-9 というのがあった。で、最新のは削除して古いのに入れ替える。いちおう動く。が、そうだった、このバージョンだとサイドスイッチが 1 つしか有効じゃないので、tc1000 でずっと愛用してきた消しゴムとサイドスイッチ 2 つつきの旧 Cintiq 用のペンがくやしいことになるんだった。

ドライバ、あるいはインストーラがない、というのは、パソコンを再インストールした直後にだけしか遭遇しないけど、ものすごく蒼ざめる事態です。ともかくさらに検索して、さらに使えそうなものをダウンロード。結果、使えるものが見つかりました。Wacom UK のドライバダウンロードページ で Product に Tablet PC、Operating system に Windows XP Tablet Edition を選択して Search ボタンを押すと cons4.97-6_int.exe および cons4.95-6_int.exe という選択肢が表示されます。うちの tc1100 にはこの 4.97 のほうを入れてみましたが、使えているようです。

最新のドライバでは相性が悪い機種をお持ちのかたは、今のうちにこちらのバージョンを確保しておくとよいと思います。

地上デジタルとか衛星デジタルとか (2007/11/14)

集合住宅に住んでます。去年、テレビ共同視聴設備の更新工事があって、地上デジタル、BS デジタル、および 110 度 CS 放送が見られるようになりました。うちにあるのは古い機械ばかりで、アンテナ線が太くなったとかでアナログ放送の画面もきれいになったね、くらいの恩恵しか感じていなかったのですが、8 月に NHK の BS2 で「押井特集」をやる、というのをきっかけに HDD レコーダを買いました。

地上デジタル放送をやっと見ました。いやぁ、ノイズがない画面ってきれいですね。とくに地方局の深夜のアニメ放送。NHK BS もデジタルのほうがやはりきれいです。CS の「e2 by スカパー」の基本セットの契約をしたので、アメリカのドラマなんかがいろいろ見られるようにもなり、英語維持トレーニングをテレビ東京の昼ドラマに依存しなくてもよくなりました。あの枠で韓流やられたときが辛かったんですよね。それに昼だけじゃなくていつでも英語の放送を流しておけるようになったし。

それに、ANIMAX も見られるようになったぞ。

問題は、いつどこで何を放送するのか、を把握するのが複雑になったこと。検索したら、それなりに便利なウェブサイトなどもあったのですが、同じ番組を 3 回くらい繰り返すので、いったいどの枠で録画するのが、他の放送との時間の重複をさけるためにいいのか、とか、つまらないことに頭を悩ませる。

さらに、録画ができたとしても、そんなにいろいろ見てるヒマがない。パソコン作業中にディスプレイの子画面で表示していますが、全部は消化できそうにありません。でも、以前に神奈川テレビで(ちょっと受信状態が悪いなかで)見ていた「ネイビーファイル」がまた見られてうれしい。F14 出てくるし。

コピーワンスの問題はやっかいだし、地上アナログ放送はほんとに終了しちゃってもいいのか、という疑問も残りますが、とりあえずこの分野での変化に少し追いつきました。

テレビ周辺の環境変化 (2008/02/18)

半年ほど前に初めて HDD レコーダを買って地上、BS、CS のデジタル放送が見られる環境になり、11 月末には以前からずっと買っている「ACE COMBAT」シリーズの新作が XBOX 360 で出たために新しくこのマシンを買い、その結果、これまでのテレビでは解像度不足が切実になったために 11月末にフルハイビジョン液晶テレビを買って、やっとうちのテレビ周辺環境も一段落しました。

で、デジタル、かつ、ハイビジョンのテレビ放送というのを初めて日常的に見られるようになったわけですが、これはなかなかすごいものだったんですね。

うちは共同住宅なので、アナログの信号もかなりマシだったと思いますが、それでも多少のゴーストやらノイズはありました。デジタルはほんとにスッキリしますね。「視界が晴れる」感覚。で、これがハイビジョンの精細なデータ量で表示されると、これまでの環境にくらべてたいへんに目に贅沢で、画面にキレイなものが映っていれば、なんとなくずっと見ていられる。これまでそれほど興味を持てなかった「紀行もの」というか、さまざまな場所をきれいに撮影した番組が、急に価値が上がった感じ。

HD 規格で制作されたドラマもきれい。ディテールにお金がかかってることが、そのまま魅力になる。女優さんが眼にどんなアイライン入れてるかまで見える。テレビ東京(地デジ)で最近まで放映していた「CSI: マイアミ」は、映像の色に特に配慮して作られたようで、金色がかった光のなかの青い海やキラキラする高層ビルなど、彩度の高い色がたくさん。同じ枠で始まった「CSI: NY」も HD 放送で、舞台がずっと高緯度の都市でもあり、色彩は控えめですが、俳優の顔の細部、光が斜めに入って輝く瞳の虹彩、オフィスやラボのディテールなど、やはり魅力的です。

というわけで、新しい環境についての覚え書き。

シュトーレンの季節 (2008/12/10)

シュトーレンというのはドイツのクリスマスケーキ、らしいです。本来の目的はどうであれ、うちはクリスマスに何かするわけでもなく、これは単なる「季節のオヤツ」。

最初の出会いは明治屋の店内でした。明治屋は老舗だけあって、品揃えが吟味してあるようで、珍しいものを買うときもちょっと安心です。3 年くらい前だったかな、たぶん 12 月初め、たまたま店に行ったときにコレを見つけました。値段は 1500 円くらいだったか。ともかく大きめの箱にずっしりと中身が入っており、外箱の絵を見ると「デカいフルーツケーキ」であるらしかったので買ってかえって試食したところ、大当たり~。750 グラムという大きさでかなり上質なフルーツケーキ(フルーツぎっしり)でした。

残念なのは、この季節だけしか入ってこないこと。でも、年中あってもありがたみがなくなるかも。明治屋のほかにも成城石井とかにあるようです。店頭値段は多少幅があるらしい。手元の箱によると、メーカーはドイツのクーヘンマイスター、「キタノ商事」が輸入者。もっと上等なのもあるのかもしれないけど、このコストパフォーマンスはかなりのもの。

インド食品店で買った安っぽい透明プラスチック容器入りの紅茶(アッサムらしい)と合わせてオヤツにしています。

このごろのテレビ事情 (2009/01/14)

集合住宅の共聴アンテナのデジタル放送対応工事が 2006 年、最初のデジタル放送対応のハードディスク・レコーダーを購入したのが 2007 年の夏、その後フルハイビジョンの液晶テレビとハードディスク・レコーダー追加、スカパー! e2 基本セットと WOWOW への加入、などを経て現在に至るわけですが、それまでケーブルテレビにも加入していなかった(集合住宅は一括で加入となるため問題があった)ので、ほとんど初めて英語の番組が一日中見られるようになりました。

その昔、テレビは当然ながらすべて日本語で、その後「二重音声」というものが導入されましたが、当初は二重音声に対応したテレビも少なく、別途テレビ放送帯域まで入るラジカセで音声を受信して英語を聴いたこともあります。(昔は英語訓練の環境はずっと厳しくて、それなりに苦労したんだってば、という話。そう言えば、そのラジカセだけで 7 万円とかしたような気がするぞ。)

そんな経験もあるので、英語のテレビ番組を流しっぱなしにできるのがうれしくて、そんなのばっかり見てるので(CSI シリーズとか、Discovery Channel とか National Geographic Channel とか)、ふつうの地上波テレビをほとんど見なくなりました。(当然ながら、アニメだけは地上波デジタルに依存。) WOWOW までは要らないかな、と思ってたけど、コマーシャルが完全にないのは、NHK と WOWOW だけのようなので、録画したものを DVD-R に書き出すのも楽だし、それなりの価値があると思います。

で、そういった英語の番組とかを、パソコンのデュアルディスプレイ(どちらも TV チューナー内蔵 AV 入力対応)の片方に P in P (ハードウェアの機能で表示する子画面)の AV 入力で表示。レコーダーで受信したものをコンポジット入力でつないでいるので画質はたいしたことないけど、表示サイズも 5 インチ程度なので、アラが目立たなくてちょうどよろしいです。(逆に言えば、フルハイビジョンテレビはインプットが HD 放送か新しめのゲームじゃないとインプットの汚さが目立って辛いです。)

こういうパターンに移行して丸一年くらい経って、気がつくと普通のコマーシャルをほとんど見ていない。扇動意図ばかりが目につく時事ワイドショーとかも見なくてすむ。チャンネルがたくさんあること(YouTube、ニコニコ動画含む)の「自由」をじわじわと実感しています。

江戸川区レンタサイクル (2009/09/18)

この 9 月 1 日から、江戸川区レンタサイクルというのが始まってたらしい。江戸川区はこのところ、地下鉄都営新宿線船堀駅前、東京メトロ東西線西葛西駅前、同じく葛西駅前に大規模な有料駐輪場を建設してきたけど、葛西駅前の工事が完成したことでひと区切りついたので、こんなプロジェクトも開始したのかな。いずれにしても、自転車というのは環境がなんちゃら、とか言わなくても好きなので、歓迎です。

うちは駅にわりと近いので、駅の駐輪場は普段は使わないのですが、このレンタサイクルを使ってみることにしました。

レンタサイクルの利用法は 江戸川区レンタサイクル(社会実験)実施中 のページに記述がありますが、身分を証明する書類(運転免許証など)を提示するほか、観光地のレンタサイクルよりいろいろと個人情報を書く必要があります。で、図書館の登録カードのようなカードが貰えました。次回からはこのカードを出せば、名前などを書かなくてもよいそうです。こんなにいろいろ書かされるので、よくある「保証金」などは取られません。また、使用料金も丸1日借りて 100 円です。

西葛西駐輪場のレンタサイクル

わたしが借りたのは西葛西の駐輪場でしたが、レンタサイクルは駐輪場の事務室の前の小さなスペースにありました。残っていたのは 2 台のみ。(後で返しに行ったときは数台ありました。) 機種はブリジストンの JOBNA。ハブナイナモではないタイプで、ライトを点灯するとダイナモの位置を変えるためのワイヤがチャラチャラいってうるさい。26 インチのみ。高級感はまったくないけど、材質が丈夫なようだし、走りも軽い。安いのかと思ったら 3 万円もする機種を投入してるんですね。

荒川河口のレンタサイクル

ふだんはフラットバーの自転車に乗っているので、ママチャリ系のハンドルなのがギアがないことよりも違和感が大きかったです。なんかフラつく。前カゴに大きな文字入り反射板つき。

取りあえず借りてみて、次のルートで走りました。西葛西から清新町わきの散歩道経由で湾岸道路に出て、そこから荒川土手に上がり、葛西臨海公園に入って中をうろうろ、葛西臨海公園駅とその横の駐輪場を通って湾岸道路と環七がぶつかるところの歩道橋を渡り、環七を少し北上してから東に折れてなぎさニュータウン、そこから歩道を半分青く塗った自転車レーンを北上してイトーヨーカドーと島忠ホームズのあるリバーサイドモール、そこから逆行して左近川に沿って西に回り、プールガーデン横からもうひとつの自転車レーン(これは車道の左端を青く塗ってあった)を通って西葛西へ。

レンタサイクルを借りると貰える説明の紙には上記の 2 つの自転車レーンしか書いてありませんが、このあたりは荒川土手、葛西臨海公園内、旧江戸川土手、清新町内の散歩道、旧海岸線の土手に沿ったサイクリングロード(トラックターミナルの裏を通り、途中に陸橋が 2 つもあるとても面白くて信号がないルート)、旧江戸川土手のサイクリングロード終点から葛西臨海公園入口へと続く道(自動車の進入なし)など、自転車にはとても楽しいところです。江戸川区土木部がんばれ。

「東京バス案内2」で路上教習 (2009/09/29)

こんとこ自動車教習所に通っております。ちょっと前に教習の前半が終わって仮免が貰えて、路上教習を始めたのですが、信号、歩行者、自転車、路上駐車の車など、運転そのもの以外の要素が増えてたいへんです。初心者には判断しがたいことがいろいろあるのですが、教官はそれを全部配慮して指示してくれるわけでもなく(イジワルというのでもなく、判断に悩むこと自体が予想の範囲外らしいです)、理不尽に叱られると感じることがけっこうあり、ちょっとストレスが溜まってきました。そんなところに「東京バス案内2」というゲームを貸してもらいました。

だいぶ古いゲームですが、SuperLight2000 シリーズという廉価版が現在も販売中のようです。Amazon からも入手できます。

このゲーム、かなり厳しくいろいろ要求されます。路線バスなので乗客のドアの開閉と次の駅のアナウンスもきちんとやらないと減点になりますが、その他の減点事項はなんと、教習でやるのとほぼ同じではないですか。当たり前なのかもしれませんが、バスなので交通法規遵守がとても重要。こういう比重のゲームとかシミュレーターは他にあまりなさそうです。バスの車体が大きく、左折時の内輪差に気をつけないと歩道にぶつかる(接触事故)ところも、運転初心者にはよい練習になると思います。

このゲームなら、周囲の車に合わせた停止と発進、信号の判断、次の右折・左折に合わせた車線変更、路上駐車が先に見えたら早めに車線変更してよける、道路ごとに違う制限速度を守る、など、じっくり慣れるまで練習できそうです。オマケでバスの車体を使ったS字・クランクや縦列駐車・車庫入れもあります。

単純にゲームとして考えると、楽しめない部分もたくさんありますので、広く一般におすすめできるものではないとは思います。まず、ひとつのコースを始めたら終わるまで(路線バスの出発点から終点までの距離を走るわけですから)、かなり時間がかかります。PS2 のコントローラの L1、R1 はボタンが浅いので、発進時の加速のコントロールがむずかしく、出遅れたり急発進になりがち。また、交差点の横断歩道はちゃんと歩行者が渡っているので、見下ろし視点などにして歩行者をちゃんとよけないと接触して一発アウトだったりするけど、他の操作をやりながら視点変更するのがちょっと大変。(逆に、見下ろし視点で普通の運転はむずかしいので、切り替えがどうしても必要。慣れればこれも楽しい要素ですが。) あと、信号が黄色から赤になったときに少しでも交差点の範囲内に車体の後部が残っているとダメらしいので、広い交差点は要注意。

しかし、スピードを出す爽快感ではなく、むちゃくちゃキッチリ、こまめに操作することに地味なやりがいを感じることができれば、これはかなり楽しい世界です。データはすでに少し古くなっているようですが、広い範囲を再現した道路のデータも貴重です。この「東京バス案内2」に収録されているのは、「赤羽橋駅前 - 品川駅前 - 五反田駅前」の往復、「早大正門 - 東京女子医大前 - 四谷三丁目 - 千駄ヶ谷駅前 - 原宿駅前 - 渋谷駅東口」の往復、「平井駅前 - 東墨田会館前 - 十間橋 - 墨田区役所前 - 浅草雷門 - 上野駅前 - 上野松坂屋前」の往復。ロータリーを回ったり、踏切で一旦停止、変則的な多車線の分岐などもあり。