意外によかった変更点

過去のバージョンとの比較をやっていて、地味だけど正しい方向に変更されたと評価できるものなんかのメモ。

Painter の昔からあるブラシ類は、範囲を限定するためにレイヤーに透明度ロックをかけたときに黒をひきずるのが多いけど、これをレイヤーマスクで表示部分を限定することで回避できる。レイヤーマスクの仕様変更は Painter 8 だけど、これ以前の Painter ではレイヤーマスクとはレイヤーの不透明度そのもので、表示部分を限定するには透明度ロックしか方法がなかった。だから「黒引きずり」が回避できなかった。

描画部分の限定で選択範囲を使用する方法も、どうも境界部分がうまくいかないことが多くて、現在の仕様のレイヤーマスクを使うのがいちばん安定している。また、Painter 8 当初よりはレイヤーマスクに対してできることも少しふえたはず。

レイヤーマスクの仕様変更は、その他の水彩が別物、カスタムパレット一時廃止、ブラシパレット一時廃止と違ってユーザーを愕然とさせるようなものじゃなくて、おおむね歓迎されたけど、標準仕様になったことがブラシによる描画という Painter 本来の機能にもよい影響があったことには、あまり気づいていなかったので、あらためて評価したいと思う。 — kaburaya (2009/07/19 23:57)

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  • 最終更新: 2009/07/20 00:13
  • by kaburaya