ミキサー
ミキサーは、Painter 8 で追加された「使う色を置いておいたり、色を混ぜて新しい色をつくる」ための油彩のパレットのような機能。キャンバスの上でも色を置いたり混ぜたりしてスポイトで色(単色)を拾うことができるが、ミキサーには次のような特別な機能がある。
- 油絵的な混色をおこなうブラシ。
- 設定した範囲内(サイズスライダで調節)の色をまとめて拾える 多色スポイト (下のアイコンで通常のスポイトの右にある、スポイトの先に円形がついているツール)。
- 絵具を置いていない部分には 透明 情報があり、これも多色スポイトの対象となる。
多色スポイト で拾った色は、複数の色がそのままの並びで 描点の種類 が アーティストオイル の場合は帯状に、混色キャメル、および キャメル系統 のブラシには面として、渡されて描画される。
いっぽう次のような制限もある。
- UNDO がない。
- バージョンによってはスペースバーで手のひらツールに切り替わらない。
ミキサーで使えるツールはアイコンの並び順で次のとおり。
- 色移りモード(ブラシが選択色とミキサーで触れた部分の色が混じった色を持つようになる)
- ブラシ
- パレットナイフ
- スポイト
- 多色スポイト
- 虫メガネ(Ctrl/Command 押し下げでズームアウト)
- 手のひらツール(位置ずらし)
下のスライダで、ブラシと多色スポイトのサイズが変更できる。
ミキサーは初期画面では小さく表示されているが、Painter 8 から Painter X までのサイズは 800 x 800 ピクセル、Painter 11 以降では 1600 x 1600 ピクセルあり、ミキサー内の手のひらツールで表示位置をずらすことができる。
ミキサーの内容は、ミキサーパレットのメニューから「保存」で別ファイルとして書き出すことができる。また、保存しておいたものを読み込むこともできる。
背景色部分(右の画像では薄茶色に表示されている部分)はデータとしては 透明 なので、いつでもミキサーメニューの「背景色を変更」から変更できる。