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リファレンスレイヤー

Painter 特有の機能で、レイヤーの変形(拡大/縮小、回転、歪み)を 仮の状態で保持 するためのもの。最終的な確定を行うまでは元のデータを加工しないので、何回か変形を加えても画像の劣化が最小限にとどめられるという特徴がある。

リファレンスレイヤー

Painter 11 以降(変形ツール があるバージョン)では、対象とするレイヤーを選択したあと、レイヤーメニューから「リファレンスレイヤーに変換」を選択する。レイヤーの四隅と各辺の中央にハンドルが表示され、このハンドルをつかんで変形することができるようになる。

レイヤー一覧でのリファレンスレイヤー

レイヤー一覧での表示も、通常のレイヤーとは別のアイコンのマークがつく。レイヤーの識別アイコンは Painter 12 で大幅変更となったが、やはりリファレンスレイヤーのアイコンは別のものになっている。

リファレンスレイヤーでは レイヤー調整ツール を使って次の変形が簡単にできる。

  • ハンドルをつかんでそのままドラッグすることで、拡大/縮小
  • 四隅のハンドルを Shift を押し下げながらドラッグすると、縦横の比率を維持して拡大/縮小
  • 四隅のハンドルを Ctrl を押し下げながらドラッグすることで 回転
  • 辺の中央のハンドルを Ctrl を押し下げながらドラッグすることで 歪み

拡大/縮小のサイズや、回転の角度を数値で指定したいときは、「キー設定カスタマイズ」で「その他」の項目の「参照変形の設定」にショートカットキーを割り当てておき、このキーで呼び出したダイアログで数値を指定する。

RIFF 形式で保存する限り、リファレンスレイヤーは元のデータを保持したままで未確定のままとっておくことができる。

対象とするレイヤーを選択して、「効果」メニューから「変形」-「自由変形」を実行すると、レイヤーがリファレンスレイヤーに変換される。

簡単な変形は上記と同じ。数値設定して変形する場合は、「効果」メニューから「変形」-「変形設定」を選ぶ。

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  • 最終更新: 2011/07/02 17:03
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