
本社発表は こちら。( 日本語版 もありました。)
そのまあ、何といいますか、Painter は Version 6 の時に MetaCreations が 資産整理 したときに Corel Corporation に売却されましたが、引き取ったほうの Corel も経営困難となり、2003 年にはベンチャーキャピタルの Vector Capital に買い取られて上場廃止、その後かなりキツいリストラなどを経て、しかし、そのわりに元気に PaintShop Pro なども買い取り、ひとつ山を越えたところまで到達したようで、そういった内部事情が Painter IX および IX.5 には以前のバージョンより力が入ったことに反映されているのではないでしょうか。
Corel に買い取られてからすでに 3 バージョン。このまま続行しそうなので、Corel 本社の経営が軌道に乗ることはユーザーにとっても歓迎です。ついでですが、日本ではユーザーが少なめの CorelDRAW も使ってみるとかなり便利です。SOHO 的雑用に最適化されてます。名刺を作るのがすごく便利で感動しました(ラベル印刷機能でページ内に複数配置するのが簡単)。
関連記事は Globe and Mail (カナダの新聞)とか Red Herring (テクノロジー関連ビジネス情報)にも。

やっと発売になりました。日本法人を設立したりでちょっと余分に時間がかかったようですが、まずはめでたい。
「キャンバスサイズの変更」のダイアログがバグってますが、Windows 版ではこれはアプリケーションフォルダの PainterDialogs.rsr をバイナリをそのまま開く機能のあるテキストエディタで開き(シフト JIS モード)、「上に追加」を検索して、「上」が 4 回あるところを順に、上、左、下、右、と変更すると修正できます。ファイルのバックアップコピーを作ってから作業して下さい。テキストエディタでうまくいかない場合はバイナリエディタを使います。
こんなことができるのも、ダイアログのリソースが他とは別になったからで、ちょっと便利かも。文字数を変更しなければ基本的に編集可、のはず。
Macintosh 版の場合は 実験室 どどど の 「キャンバスサイズの変更」のダイアログ修正方法 を参考にしてください。
Painter IX については、【 Painter IX 速報 】 と 【 Painter IX 詳細情報 】 で解説しています。
この絵はスクラッチボードから筆圧変化をなくした細いペンと、ベタ塗りペンでの「ペイント」(ドローじゃない)です。下描きして全選択からレイヤー化、合成方法をフィルタに変更して不透明度下げて、その下のキャンバスで線画の清書。これもレイヤー化して、キャンバス上でベタ塗りペンで着色。一部バケツツール。

こっちに頭を向けてることが多いのに、きょうはなんかシッポだった。筐体の後ろ側のほうが暖かいからかもしれない。いまのところ少し暖冬気味なので、熱源はパソコンと白熱灯でかなり間に合ってます。

猫にまたがれてしまうと、なんとなく情けないような気がする。「ねこまたぎ」というのもある。関係ないけど、またがれるのはあんまり偉くないみたいだ。これも tc1100 で最後まで。

Painter 解説つながりの巡回先、[ Charako Huose] の新しい絵、「オヤスミの前に…」の瞳がとっても可愛くて、そっち路線を描いてみたくなりました。でも、あのとっても透明な瞳はちょっとマネできなかった。