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横須賀美術館
新しい美術館です。建物は吹き抜け多用の面白い構造。すぐ裏から広大な観音崎公園になっています。歩き回るのが好きなかたには、美しい海岸線に沿った歩道だけでなく、この観音崎公園の深い樹木に埋もれてあたりをめぐる、戦時中の切り通しがとても面白いと思います。
この画像は、元の写真の明るさなどを調整したあと、Painter X で何種類かの効果を適用したレイヤーを重ねて(不透明度はそれぞれ調整)、いちばん上に ハイパスとディストレスで輪郭抽出 の方法で輪郭線を作成して、合成方法「フィルタ」でかぶせてあります。
レイヤーの種類は、下から、「アンダーペインティング」のスマートブラーをかけたもの、それを複製して「スクリーン」モードにしたもの、もとの画像を「オーバーレイ」モードにしたもの、そして最後に輪郭線レイヤーです。
観音崎ウォーキング に周辺を歩き回って撮った写真を掲載しました。
ディストレスを役立てる
(画像クリックで拡大)
Painter のイメージ効果(Photoshop でいうフィルタ)のひとつである「ディストレス」は、用紙テクスチャを表現しつつ画像(写真)をモノクロに変換する機能ですが、もとの画像のディテールがかなり失われるので、使いどころで悩む部分がありました。
しかし、じつはこれを「ハイパス」処理と組み合わせると「しっかりした線」による線画に変換するのにかなり使えます、というのが本日の画像。
おなじ元写真に Painter IX.5 からついた(Painter Essentials 3 にもあります)「スマートブラー」をかけたものを作成し、その上に線画処理したレイヤーを重ねて、レイヤーの合成方法を「フィルタ」にしました。それだけ。ちょっと罪悪感を感じるくらいにお手軽です。
くわしい手順は ハイパスとディストレスで輪郭抽出 に書きました。
丸の内 OAZO 通路
(画像クリックで拡大)
Painter IX.5 で追加された「下塗りペインティング」の「スマートブラー」は、単なるブラーではなくて、境界を残しつつも細かい部分はまとめてしまうような処理。ちょっと水彩風な印象になります。たぶん Painter 以外のどこかに同じようなフィルタはあったと思われますが、(Photoshop のプラグインなどは、ほんとにたくさんありますから)、Painter に最初からついてくるのは便利。
これはそれに「木版効果」をかけたもの。オリジナルは Panasonic FZ7 の画像です。
江東線送電線鉄塔
きょうは朝から停電。それもしばらく続きました。周辺一帯が停電になっていたようですが、情報がどこからも取れません。そのへんを点検しているうちに復旧。
テレビを見ていてわかったのが、わたしの散歩ルートにある送電線に関する事故だったということ。旧江戸川をまたぐ高圧線に浚渫工事の船がクレーンを引っかけてショートさせたらしいです。
高圧送電線がある風景は、ここらより都心がわでは見ません。荒川を渡って江東区変電所で地下にもぐるので。このへんを高圧線が横切っているのは、設置当初はあまり住宅が建っていない場所だったからでは。清新町というマンションエリアがありますが、あれは当時は「堤防の外」でした。高圧線はその清新町北部を横切り、昔の海岸線にそって浦安方面につながっています。
きょうの画像は今年の2月に散歩途中で撮影した、その江東線の鉄塔の一基です。ここで電線の角度がかわるポイントに立っているので、変則的な形をしているのが面白い。画像クリックでもう少し大きい画像を表示します。
ミニチュア写真風
風景写真をミニチュアっぽく見せる、という話題をウェブで読んで、Painter でやってみました。Painter にもずっと前のバージョンから「被写界深度」(「フィールドの深さ」という表記だったこともあり)という「効果」があってこれが使えます。
手順の概要は、写真画像の上に白レイヤーを乗算で重ねて、「ぼかさない」部分を黒に、中間の部分は灰色の濃淡に塗り、このレイヤーで「画像の明るさ」で「自動選択」してチャンネルに保存、「効果」-「被写界深度」で「参照元」に保存したチャンネルを指定、スライダでぼかし加減を調節して実行、といったところです。