
Painter Essentials 3 (英語版)が 10 月 3 日に発表された。他のグラフィックツールも視野に入れて考えた場合、PSD ファイルに対応したのがポイント高い。その他には写真を絵画風に変換するためのツール類が、よりわかりやすくなり、少し充実したあたりが特徴か。
この画像は新規搭載の「Auto-Painting」パレットで、ストロークの種類に「Splat」を選択、ブラシに Art Pen Brushes の Tapered Gouache のサイズを下げたものを使用し、クローンカラーをオンにして(カラーパレットでスタンプのアイコンを押し下げる)、デジタルカメラ画像を処理したもの。
もとの画像と並べたものは 【 こちら 】
うちのサイトの 【 Painter ニュース 】 でも紹介しています。

リンクをたどった先にイギリスのミステリーサークルのページがあった。その図形のひとつがわりと簡単に再現できそうだったのでやってみた。
- 楕円形選択ツールを使い、ドラッグを始めてから Shift キーを押し下げて正確な円形にしならが、円形の選択範囲を作成。
- 選択範囲を黒で塗りつぶす。
- メニューから「選択範囲」-「選択範囲の調整」-「縮小」を実行。デフォルトでは 10 ピクセルになっているのを、少し数値を増やして実行。
- メインカラーとサブカラーを入れ替える。メインカラーを白にして塗りつぶす。
- 選択範囲の縮小、メインカラーとサブカラーの入れ替え、塗り潰し、を繰り返す。
- 重なった円形ができたら、全選択して Alt(Mac では Option)キーを押し下げながら「レイヤーに変換」を実行(レイヤー調整ツールでクリックしても同じ)。
- キャンバスに対して「効果」-「ネガ反転」を実行。レイヤーに変換したほうは合成方法を「差の絶対値」に変更。
- レイヤー調整ツールを選択した状態で、カーソルキーでレイヤーを右に移動。
最初にできる白黒の円を重ねた形の例は 【 これ 】。この図形をコピーして「新規画像にペースト」して「ネガ反転」、さらにその上にレイヤーとしてペーストして合成方法を「差の絶対値」にすると、あとは上のレイヤーをずらすだけ。

Wacom の Intuos シリーズのペンタブレットは Intuos 3 になって表面のシート(オーバーレイシート)のツルツル度が減り、さらに摩擦が大きいマットタイプの替えシートや、摩擦のある替え芯(フェルトニブ)も用意されて、それ以前の「ツルツルしすぎて描きにくい」という問題はかなり解消されたようだ。
しかし、初代 intuos や intuos 2 を使っている場合、替え芯はそのまま使えるが、オーバーレイシートはサイズが合わない。うちの初代 intuos はまな板シートを両面テープで貼り付けて使っていたが、これも使っているうちに反ってくるという現象が回避できない。
そんなある日、タブレットの掃除をしていて、ふとオーバーレイシートをはがしてみた。裏のほうが摩擦があるのに気がついた。で、そのまま裏返しで貼り付けた。うちのは A4 サイズなので大小の領域に分けて使うための目安のラインが印刷してあり、その印刷はかすかに盛り上がっているが、カッティングマットの升目よりは気にならないし、これはひょっとしてよいかも。これでもちょっとツルツルすぎるが、表よりマシ。

兼用大好き、なので、テレビ兼用液晶モニタというのをかなり前から使っている。もっと前はパソコンもつなげる CRT テレビというのがあったが、値段が高くて対象外だった。これまで使ってきた 14 インチの Panasonic のテレビ兼用液晶モニタは 15 万円くらいしたが、ふと気がつくと 19 インチの兼用モニタが 6 万円になってる。子画面(Picture in Picture)表示もあったりするし、デジタルものの進歩はありがたい。
デュアルにするのに液晶モニタの機種、とくに液晶パネル本体が違うと、色合わせが困難になる。この値段なら、と、同じ機種を 2 台買ってデュアルにしてみた。子画面もカウントすると 4 画面でちょっと贅沢な気分。当然ながら音声も 2 系統独立で使える。(この機種は液晶下部の左右がスピーカ、中央が電源ボタンとカーソルキー。)
経緯については 【 雑記 】 に書きました。

Painter 9.1 パッチは 7 月 13 日にいったん公開されたものの、バグがあってリンクが消えていた。それが 8 月 26 日に再公開。日本のコーレルの 【 ダウンロードページ 】 でもちゃんと公開されている。ひとつのアップデータファイルで各国語版に対応。
こんとこパソコン関連以外で作業が多くなっていて、ここも更新停滞中。でも、バタバタして疲れたとき、少し時間が取れて Painter を起動すると、ちょっとホッとしている自分に気がついて、Painter が自分にとって大事な「場所」みたいなものだと再確認する。社会生活であれこれあっても、絵を描くときはひとり。これはウェブ上で遭遇した女優さんの写真を参考にしながら、顔の造形練習。脳内 Poser レベルアップ計画というか、そういう訓練の一環として。
Philippe Casgrain さんは、Corel の Painter Team の一員で、しかもメーリングリストやニューズグループでよく情報を出してくれる貴重な存在。その彼が、OS X Tiger の Spotlight が Painter の RIFF ファイルを読むときに、これをちゃんとイメージファイルとして認識し、リソースフォークのサムネイルがきちんと表示されるように、とパッチを作成。
http://philippe.casgrain.com/prog/painter_spotlight.html で公開しています。
Mac OS X Tiger ユーザーのかたは、ぜひ。

新しい液晶モニタを購入した。デジタル(DVI)接続の液晶モニタというのは、ほんとにくっきりスッキリで気持ちがよいし目にも楽だけど、アナログ接続した場合はモニタを調節する必要がある。ブラウザやメーラーの画面だけではちょっと調節しにくかったので、Painter で液晶画面調節用の画像を作成。
こういうときは「ペン」ブラシカテゴリの「1ドット」ペンが便利。画面表示を 800% などにしてポチポチと点を打つ。アイコン作成やドット絵にも最適。ただ、このペンは「サイズ」を大きくしても大きくならないので、注意。「描点の種類」が「1ドット」という、他のブラシではほとんど使わないものになっている。
小さいパターンをドットで打ち、必要部分だけを選択して「新規画像にペースト」、パターンパレットのメニューから「パターン化」を実行するとこれが「現在選択されているパターン」になるので、大きめの新規画像を開き、「効果」-「塗り潰し」をパターンを使って実行すればできあがり。
小さい画像を繰り返しペーストするよりだんぜん便利。