
After the salary cut, I can afford only soup for lunch. And where are my beans?
(訳) 減俸のお昼スープは豆どこか。(減俸されちゃったんで、昼メシはスープでガマン。で、豆が入ってるはずなのに、ないじゃん。)
(能書き) afford はかなり「正統派の入試重要単語」。「ここまでならお金を出せる」限界点を語るという、日本語話者にとってはちょっと新しい概念の動詞。でも、主体がいて、それが「どこまでなら行ける」のかという概念ひとつに集約されてるので、いっぺん概念を覚えれば訳語がなんであれ意味がわかる。金銭的な問題とは限らない。ちょっと risk 管理の問題。
(例文) I can’t afford a Benz. ベンツを買うだけの余裕はない。(ギリギリお金があっても、それ使っちゃうと他が回らない。) Can you really afford it? そんな高いもん買ってだいじょうぶ?
(いいわけ) 日本語の無理やりなダジャレな結果、へんな例文になってすいません。やってみたかっただけです。

Kuma’s taste in clothing is quite conservative.
(訳) くまの服の趣味はかなり保守的です。
(能書き) 「好み」という意味の「趣味」は taste。これは「味」という意味もある。the taste of honey と言えば「密の味」。This sandwich tastes great. は「このサンドイッチ、ちょ~うめ~」で、taste が「~の味がする」という意味の自動詞。I tasted blood in my mouth. は「口のなかで血の味がした」でこっちは「~の味を味わう」という他動詞。単語ひとつにいっぱい意味があるんで大変だ。でも日本語もそうだし。
「くま」出演により、「脱力単語集」になっていますが、単語の意味はイメージと絡めると記憶に残りやすいのは自分の経験からです。でも、「味」と「パンツ」の組み合わせって、まずかったかな。
パンツ(男女とも)は (a pair of) underpants。1枚でも脚の穴が 2 つあるから複数。ブリーフは briefs、トランクスは trunks、パンティは panties。単に pants と言うとズボン。ズボンのもっと真面目な言いかたは trousers。女の子のパンティは underpants を省略して undies ということもある。(詳しすぎ?)

Is it true that the red one is three times faster (than the normal one)?
(訳) 赤いヤツは(普通のより) 3 倍速いって本当ですか?
(能書き) times は回数。これが「何倍」という意味になるのは、コンピュータ的に回数ぶん繰返し足す掛け算的概念だから。1 回、2 回、3 回はそれぞれ基本的には、once、twice、three times。でも one time とか two times でもたいてい問題ない。「a one-time cop」とかいうときの time は時間軸の話で「元警官」。He was once a cop. も、1 回だけ警官やったことがある、というよりは、前に警官をやっていた、の意味。
* 英単語解説のための絵なので、たいへん適当になってまして、すいません。

You can’t hurt Kuma, because Kuma doesn’t hurt.
(訳) くまはやっつけられないよ、だって、くまは痛くないもん。
(能書き) hurt には他動詞の「傷つける」と自動詞の「(何かが)痛い」というのがあります。もひとつ自動詞では「(誰かが)痛がる」というのもあります。
「(何かが)痛い」用法の例としては、たとえば、My neck hurts. (くび、いて~) など。

なんだか「ひっかけ」なタイトルかも。でもなんとなく描いた絵にちょうどいいタイトルはなかなか思い浮かばない。毎回「なんとなく」というのもワケわかんないし。「無題」というと現代絵画みたいだし。

絵のパーツとして思いついたものを具体的に描いてみました。こういう作業はもっといろいろやらなきゃいけない気がしました。