オフセットつきパターンの作成方法
2011/10/02 23:40
気にはなっていたけど、とりあえずわからなかったので、「また後で研究してみよう」と思ってそれっきりになってたことのひとつが、Painter での オフセットあり、かつ、シームレス(継目なし)なパターンの自作方法でした。この画像は 400 x 400 ピクセルですが(クリックでページ全体でパターンを表示)、縦横 200 ピクセルのパターンで、「水平方向にずらす」を 50% にして登録したものが、もとのデータです。
けっこう重箱の隅をほじくりまくっているつもりだったんですが、今ごろやっと発見。ユーザーガイドにも言及がありません。もったいない。すごく使える機能だと思うのに。
ともかく、サクッと手順を。(Painter 12 の[パターン]コントロールパネルでの作業は、Painter 11 までのパターンパレットで行えます。)
- 作りたいパターンのタイル(繰り返しの元となる単位)のサイズで新規ファイルを開く。
- [全選択]を実行(Ctrl+A)。
- [パターン]コントロールパネルのメニューから、[パターンの取り込み]を実行。このときに提示されるダイアログで、「水平方向にずらす」あるいは「垂直方向にずらす」を選択した上、下のスライダでずらす量を指定、その後、名前をつけてパターンとして保存。
- パターンのリストで、さっき保存したパターンを選び、[パターン]コントロールパネルのメニューから[パターンの確認]を実行。新しく開いたファイルでその後の編集を続ける。(いったんパターンとして登録したので、Space+Shift でキャンバスをずらしながら、継目のないイメージとして編集できます。)
- 編集しおわったら、[パターン]コントロールパネルから[イメージをライブラリに追加]を実行、名前をつけてライブラリに追加保存します。
とりあえず、どんなふうにズレるのかを Painter 上で確認したいかたは、下の画像をローカル保存して、次の手順で試してください。
- Painter でこの画像を開く。
- [全選択]して[パターンの取り込み]を実行。
- このパターンは水平方向のずらし量 50% で作成したので、これと同じずらし量を設定してパターンとして登録。
登録できたら塗潰しなどで試してください。パターン登録してからスライダでずらし量を変更すると、作成時と違うずらし量であるために、塗潰したときに模様がうまく繋がらなくなるのを確認できると思います。