Painter Tips Tricks & IdeasTricks & Ideas

モノクローム化(単色化)ということは、だいたいグレースケール化と同じで、これは選択なり新規チャンネル(Painter 7 までのマスク)で参照元を「Image Luminance / 画像の明るさ」にするあたりを使えばいいことで、思いつくユーザーはすでにやってるでしょうが、最初から思いつくわけでもないので、いちおう解説を書いておきます。

今回の素材写真はこれ。これも自分で撮ったデジタルカメラ画像です。

photo monochrome original

ここから次の手順で、ちょっとセピアがかった白黒画像にしてみます。

  1. メニューの「Select / 選択範囲」から「Auto Select / 自動選択」を選び、参照元(Using / 適用)に「Image Luminance / 画像の明るさ」を指定して実行。
  2. 新規レイヤーを作成。
  3. カラーパレットで黒に近い茶色を選んで塗り潰す(Command/Ctrl + F)。
  4. 選択範囲を解除。
  5. 塗り潰したレイヤーの下に新規レイヤー作成。
  6. 白で塗り潰す(選択範囲なしで、全部を塗り潰す)。

(白のレイヤーを作っているのは、元の画像をそのまま残しておいて再利用するためで、もう使わないのであれば、ここでキャンバスにもどって全部を消去するなり白で塗り潰せば、レイヤーの節約になります。)

photo monochrome gray

layers ここでモノクロに塗り潰したレイヤーに移動し、レイヤーパレットの「Preserve Transparency / 透明度の維持」をオンにします。レイヤーパレットの内容は左のようになっています。写真だけど、透けてます。そこがミソ。

この状態だと 濃淡を維持したまま、ブラシの描画で自由に色を変える というワザが使えます。今回は「レトロ」方向でやってみるかな、と思ったので、最初に塗り潰したより明るい茶色で色ムラをつけました。使うブラシは「エアブラシ」の「デジタルエアブラシ」なんかが扱いやすいです。

色ムラだけでかなりレトロになるんですが、なんか物足りない。ちょっと端っこのほうをボカしてみるかな。とういわけで、次の作業に行くために、まず 透明度の維持を解除。ブラシを「フォト」の「ぼかし」に持ち替えてテキトーにぼかす。本物のレトロ写真をよく知っている人なら、ここでもっといろいろこだわるのでは。

photo monochrome modified

さらにちょっとだけノイズを加えたい。ノイズならなんつってもいちばん簡単なのは ColorTalk だ。そういうわけで手順は次のとおり。

  1. モノクロ画像レイヤーの上に新規レイヤーを作成。
  2. 白で塗り潰す。
  3. ColorTalk ダイアログを立ち上げ、「value=noise; saturation=0」という式を入力して実行。
  4. レイヤーの合成方法を「オーバーレイ」に変更し、不透明度を 10% 程度まで下げる。

photo monochrome noise

Photoshop でも同じことができます。が、Photoshop で「画像の明るさで選択」するのはちょっとわかりにくい。(「Photoshop」と「線画抽出」とか「レイヤーの透明化」とかいう単語の組み合わせで Google 検索すれば、手順解説がたくさんあります。) いっぽう、ノイズの追加は Photoshop では「効果」メニューから簡単にできます。

(Last Modified: 2004/06/29)