Painter X で追加されたブラシエンジン。ブラシコントロールの「General / 一般」セクションで選択できる「Dab Type / 描点の種類」のひとつ。
混色キャメルヘアー と 混色フラット の二種類がある。
また、Painter X で搭載された 強化されたブラシゴースト は、ブラシのサイズだけでなく、ブラシのおおまかな形状とスタイラス(タブレットペン)の 傾き や ベアリング を表示するが、これは リアルブリスル 機能を使うこの系統のブラシをうまくコントロールするために追加されたものである。
透明レイヤー上で混色したとき、不自然な白や黒が混じらない新世代のブラシエンジン。
絵具の乗りかたは
塗料 ではなく
アーティストオイル コントロールで決まる。
キャンバスからブラシが絵具を拾うことによって、ブラシに乗っている絵具の色が変化する(キャメル系はブラシが持つ色そのものは変化しない)。拾った色はストロークの切れ目ごとにリセットされる。
キャメル系のブラシのように、
カラー範囲 を設定してブラシの毛のそれぞれの色にばらつきを与えることができる。
ミキサーから 多色スポイト で色を拾うと、複数の色がミキサー上の並びのとおりにブラシに反映される。
リアルブリスル 機能によって、ブラシのねじれなども反映しつつストロークが描画される。下はミキサーパレットで隙間をとって置いた色を 多色スポイト で拾い、色が乗っていない部分もあるブラシで描画したサンプル。
この項目を有効にできるのは、この「混色キャメル系統」と Painter 6 からある キャメル系統、あるいは リキッドインク系統 を「描点の種類」として選択した場合。この項目をオンにすると、下記の項目の影響によってストロークの表現が変化するほか、ブラシの毛がグチャっと固まった状態からストロークが始まるのではなく、最初からブラシの毛が自然にばらけたストロークになる。
丸み ― ブラシの断面がどれだけ丸いか。丸ブラシである 混色キャメルヘアー では数値が小さいと平らなブラシになる。平らな状態のときのブラシの方向はスタイラスの回転機能(Wacom Intuos 3 以降のアートペンにある機能)でコントロールされる。平筆である 混色フラット では、数値が小さいと両側のかどの丸みがなくなる。
ブリスル長さ ― ブラシの毛の部分の長さ。
プロファイル長さ ― ブラシが細くなりはじめるところから先端までの長さ(らしい)。
ブリスル硬度 ― ブラシの毛の硬さ。硬いと力を入れてもたわみにくい。
扇形 ― ブラシの根本から毛が外側に広がる度合い。
Amount / 量 ― ブラシに乗る絵具の量。「塗料」の「補充量」にあたるパラメータ。
Viscosity / 粘り ― 絵具の粘性。粘りが低いと絵具がよく伸びる。
Blend / 混色 ― すでにある色との混じりやすさ。
Bristling / ケバ立ち ― この数値が大きいと、筆先が不揃いになる。ストロークの最初と最後の形状に影響する。
Clumpiness / 固まり ― この数値が大きいと、筆に固まった部分があるような表現になり、それぞれの毛の描く線の間隔が均等でなくなる。
Trail-off / 尾かすれ ― ブラシから絵具がなくなるときの挙動をコントロールする。粘りがある程度ないと変化がわからない。混色キャメル系では「尾かすれ」の数値が大きいほうが長く尾を引くようだ。
オン でキャンバス(レイヤー)から拾った色がブラシに残りつづける。
オフ でストロークごとにブラシの色がリセットされる。この「描点の種類」が選択されていると
アーティストオイル の時のように
プロパティバー に「色移り」の項目が表示されないが、この項目そのものは有効。