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オフセットつき万華鏡パターンを作成

2011/10/04 Comments off

オフセットつき万華鏡パターン
(クリックでパターン表示)

オフセットつきのパターンの作り方がわかった(直前の投稿 参照)。となると次は、ちょっと前にはまってた Painter 12 の万華鏡機能を使ったパターン作成と組み合わせてみたい、となるわけで。

万華鏡モードによる六角形をベースにしたいので、キャンバスの大きさは 200 x 173 (2 : ルート 3)としました。水平方向に 50% ずらして[パターンの取り込み]を行ったあと、保存されたパターンを[パターンの確認]で開き、まず中央に対称面 6 枚で万華鏡モードで描画、その後、空いた部分を中央に移動して対称面を 3 枚に減らして加筆、さらにもうひとつの空きも同じように埋めました。

リンク先のサンプル表示のページで使用している背景画像は、ブラウザでも繰り返しになる大きさで切り出してあります。

パターンタイルそのものは下の画像です。Painter で開いて全選択の上、[パターンの取り込み]を水平方向オフセット 50% で実行すると、継目のないパターンになります。

オフセットつき万華鏡パターン・タイル

オフセットつきパターンの作成方法

2011/10/02 Comments off

オフセットつきパターンの例
(クリックでパターン表示)

気にはなっていたけど、とりあえずわからなかったので、「また後で研究してみよう」と思ってそれっきりになってたことのひとつが、Painter での オフセットあり、かつ、シームレス(継目なし)なパターンの自作方法でした。この画像は 400 x 400 ピクセルですが(クリックでページ全体でパターンを表示)、縦横 200 ピクセルのパターンで、「水平方向にずらす」を 50% にして登録したものが、もとのデータです。

けっこう重箱の隅をほじくりまくっているつもりだったんですが、今ごろやっと発見。ユーザーガイドにも言及がありません。もったいない。すごく使える機能だと思うのに。

ともかく、サクッと手順を。(Painter 12 の[パターン]コントロールパネルでの作業は、Painter 11 までのパターンパレットで行えます。)

  1. 作りたいパターンのタイル(繰り返しの元となる単位)のサイズで新規ファイルを開く。
  2. [全選択]を実行(Ctrl+A)。
  3. [パターン]コントロールパネルのメニューから、[パターンの取り込み]を実行。このときに提示されるダイアログで、「水平方向にずらす」あるいは「垂直方向にずらす」を選択した上、下のスライダでずらす量を指定、その後、名前をつけてパターンとして保存。
  4. パターンのリストで、さっき保存したパターンを選び、[パターン]コントロールパネルのメニューから[パターンの確認]を実行。新しく開いたファイルでその後の編集を続ける。(いったんパターンとして登録したので、Space+Shift でキャンバスをずらしながら、継目のないイメージとして編集できます。)
  5. 編集しおわったら、[パターン]コントロールパネルから[イメージをライブラリに追加]を実行、名前をつけてライブラリに追加保存します。

とりあえず、どんなふうにズレるのかを Painter 上で確認したいかたは、下の画像をローカル保存して、次の手順で試してください。

  1. Painter でこの画像を開く。
  2. [全選択]して[パターンの取り込み]を実行。
  3. このパターンは水平方向のずらし量 50% で作成したので、これと同じずらし量を設定してパターンとして登録。

登録できたら塗潰しなどで試してください。パターン登録してからスライダでずらし量を変更すると、作成時と違うずらし量であるために、塗潰したときに模様がうまく繋がらなくなるのを確認できると思います。

オフセットつきパターン・タイル

レースのベール

2011/07/12 Comments off

パターンチョークで描くレース

「パターンの不透明度」を使うタイプのブラシ(パターンチョークをちょっとだけカスタマイズ)でレースを描いてみました。描点が「レンダー」のブラシは描き始めのところでダマになるので、広めの範囲に描いて外から消しゴムかけたほうがうまくいくようです。うまくつなぐのはほとんどムリかも。

ディズニー映画の「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」の強がりなタミーナ王女のイメージで。衣装が豪華でした。

使ったパターンファイルは下の 2 つです。いずれもローカル保存の上、Painter で開き、パターンとして「取り込み」をすればすぐに使えます。

レース模様(1)
レース模様(2)

六角形に並べる

2011/05/16 Comments off

六角形に並べたパターン
(クリックでパターン表示)

Painter 12 の万華鏡モードで六角形の文様が楽に描けます。これをきれいに並べればパターンになるはずですが、Painter 内蔵のパターン機能には六角形をぎっしり詰めて繰り返すモードはありません(基本的に長方形を並べるのみ)。

それでも画像サイズを把握して、ペーストしてできたレイヤーの位置調整をきっちりやれば、ちゃんと揃ったパターンが作れます。手作業なので少し面倒ではありますが。以下、150 x 130 ピクセルのキャンバスに描いた万華鏡ペイントでの数値と手順紹介です。

  1. 正三角形の下辺が 2 のとき、高さはルート 3(1.732)。従って、キャンバスの横と縦の割合は 2 対 1.732 にする。たとえば 150 x 130 ピクセル。
  2. 部品になる画像を大きいキャンバスに貼り付ける。合成モードを Gel(フィルタ)に変更。
  3. レイヤーパネルから貼り付けたレイヤーの位置(左上の座標)を確認。
  4. このレイヤーをさらにコピーして貼り付けると、同じ位置に重ねてペーストされるので、これを部品画像ひとつぶん(この場合 130 ピクセル)、上か下にずらす。レイヤー調整ツールを選択し、このレイヤーをクリックしてフォーカスを移したあと、キーボードから Shift + ↑ を 13 回押すと 130 ピクセル上に移動する。
  5. もうひとつペーストして位置移動し、3 つの画像(Gel レイヤー)を縦に整列させ、グループ化する。
  6. このグループをコピーしてペースト、横方向に部品画像の幅の 4 分の 3 ずらす。この場合 112 ピクセル。カーソルキーを使うと、Shift 併用で 10 ピクセルずつ、Shift なしで 1 ピクセルずつ、正確にずらすことができる。(レイヤー属性から数値で指定することも可。)
  7. 次に上下に画像部品の高さの半分(この場合 65)ずらす。
  8. グループをもうひとつペーストし、同じようにずらす。
  9. 全体を選択し、「結合部分をコピー」したあと、「新規画像にペースト」する。(別ファイルにしたくないときは、仮に一度レイヤーを全部固定して次の作業へ。)
  10. 部品となる画像の並びの上に、横幅を横ずらしのピクセル数 x 2(この場合 224)、縦幅をもとのキャンバス高さのピクセル数(この場合 130)となる選択範囲をつくり、選択して「新規画像にペースト」する。これでパターンのもとのできあがり。
  11. パターンコントロールパネルのメニューから Capture Pattern(パターンの取り込み)を実行(下のスライダは 0 で)。これで塗潰しなどに使えるようになります。

きれいに六角形に並べるにはどうするか、というのを具体的に手順確認してみたまでで、万華鏡モードじゃなくても並べてパターンにするのはできます。

テキストをなぞる

2011/01/10 Comments off

ふちどりテキスト

Painter のテキストツール、いまだにちょっと非力と感じられる部分もありますが、IX あたりで安定するまでにいろいろ改善されてきてはいます。でもって、IX で「パスをなぞる」(ブラシの描画がパスの上のみに固定される)機能がついたので、テキスト > パス > これをなぞる、という操作が可能になっています。

今回の作例ではこのあたりと、ダイナミックプラグイン(プラグインレイヤー)の「Bevel / 勾配」を組み合わせてみました。

使ったもの ― テキストツール、Book Antiqua フォント、カスタムブラシ(Soft Jitter)カスタムブラシ(Sand)、写真から変換した 用紙テクスチャ(小花)、ダイナミックプラグイン(勾配)。

  1. 新規キャンバスを開き、テキストツールを選択、「P」を入力。フォントの種類とフォントサイズを調整する。
  2. 入力したテキストを、レイヤーパレットメニューの「テキストをシェイプに変換」で変換。
  3. テキストから変換されたシェイプはグループ化されている。まず、このグループの表示の不透明度をじゃまにならない程度にまで下げておく。また、このままでは「パスをなぞる」ときの対象にならないので、グループ化をはずしておく。
  4. 「P」のシェイプを複製し、このひとつに対して「シェイプ」メニューから「選択範囲に変換」を実行。
  5. 選択範囲に対して、カスタムブラシ(Sand)で用紙テクスチャ(小花)が出るように薄く着色。さらに新規レイヤーをフィルタモードで重ねて色に変化をつける。
  6. 選択範囲を解除。新規レイヤーを作成、カスタムブラシ(Soft Jitter)で「P」のシェイプを使って、「パスをなぞる」機能をオンにして(ブラシのプロパティバーから)、描画。
  7. この揺れのある線のレイヤーに対してダイナミックプラグイン(レイヤーパレットの下に並んでいるアイコンのうち、「差込プラグ」のアイコン)の「勾配」を起動。「縁取りの領域」を少しつけ、色も合わせる。

Boogie Board 描画情報を Painter にも

2010/08/22 Comments off

小さな黒板 Boogie Board で書きましたが、Boogie Board というのを入手したのでこれで遊んでいます。このタブレット(とその形状からとりあえず呼びます)はかなり繊細に筆圧情報を読み取ってくれますが、これは液晶パネルそのものに組み込まれた、物理的にはたいへんシンプルな仕組みで実現されているらしいです。(Kent Displays の技術情報による。)

物理的な仕組みなので筆圧感度が調節できません。筆圧表現の幅はかなりソフトな領域に偏っているので、細い線を安定して描くのがちょっとむずかしいです。軽く触れてもストロークの描き始めのところがインク溜まりのように太くなりがちです。

とはいえ、スタイラスで描けて、筆圧も反映され、さらに本体が厚さ 3 ミリと薄いので、この Boogie Board を Wacom タブレットの上に乗せて、Wacom タブレットのスタイラスを使って Boogie Board の上から描くことで、Wacom タブレットへの入力も同時にできる、という面白い側面もあります。思いついてさっそく実験。モデルは石上神宮の雄鶏さん。

石上神宮の雄鶏(Boogie Board)

こちらが Boogie Board。画面に表示した写真を参考にしながら描きました。この画像は Boogie Board を丸ごとスキャンしたものです。

石上神宮の雄鶏(Painter)

いっぽうパソコン画面には Painter を起動してキャンバスを広げておきました。キャンバスを黒で塗りつぶし、ベタ塗りのペンで色は Boogie Board に近いものを選び、さらに ブラシトラッキングを Boogie Board に合わせてうんと柔らかく しておきました。Boogie Board はマスキングテープでタブレットに軽く固定。

いちおう意図したとおりに、ちょっと線の表情は違いますが、同じ絵が Painter でも描けました。これは Boogie Board のほうを見て描きましたが、逆にパソコン画面を見て描くことも可能であろうと思います。それが何の役に立つのかはともかく。

Painter 複数バージョンを使う

2006/02/05 Comments off

マーブリング(ブーケ)

(この画像は Painter の昔からある機能の「油滴」と「マーブリング」を使ったもの。)

Painter IX 以降、ユーザーフォルダ に設定が保存されるようになり、英語版と日本語版など複数のバージョンを切り替えつつ使うことがむずかしくなりました。また、すでに Painter がインストールしてある環境では、インストーラが途中で先に進んでくれない仕様になったので、併用はムリとあきらめるかたも多いかもしれません。

しかし、少なくとも Windows の環境では、Painter 本体を複数置いておき、切り替えて使うことは可能です。

まず、すでにインストールした Painter のアプリケーションフォルダ(本体があるフォルダ)をまとめてリネームします。その後、コントロールパネルからこの Painter を削除。インストール情報は削除されますが、本体はもとあったところにないので削除されずに残ります。ここで、ユーザーフォルダも温存するために、こっちのほうもリネームしておきます。

この後なら、新しい Painter をインストールすることが可能です。すなわち、英語版を仮に削除した後に日本語版、あるいは、Painter 9.1 を仮に削除した後に Painter 9.5 試用版をインストールできます。

新しくインストールした Painter を最初に起動したときに、もとと同じ場所にユーザーフォルダが作成されます。以降は、このユーザーフォルダを毎回リネームして、それぞれの本体で別のユーザーフォルダを使うようにすれば、複数の Painter を使うことができます。

というわけで、Painter 9.1 正式版を使用中だけど、早く 9.5 を使ってみたい、というかたも、この手順で試用ができます。ただ、こういう使い方はメーカーのサポート外ですから、あくまでも「自己責任」でどうぞ。

[ 追記 2006/02/08 ]
Painter 9.0 以降の「ユーザーフォルダ」を使用する Painter を複数使い分けするとき、OS に対して別のユーザーでログインすると、そのユーザーの専用の場所にユーザーフォルダが作成されます。別バージョンの Painter をインストールした場合、そのバージョンについては別名でログインしてから起動するようにすれば、同じユーザーフォルダを上書きしてしまったり、一部の設定ファイルの内容の食い違いからエラーになったりするリスクがありません。安全優先を考えるかたは、こちらの方法にしてください。