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Archive for the ‘painter images’ Category

Painter 12 で万華鏡ペイント

2011/05/13 Comments off

万華鏡ペイント

Painter 12(英語版)が公開となりました。Painter 11 の発表から 2 年と 3 か月です。Painter X から 11 の間隔はちょうど 2 年。わりと安定したペース。

とりあえず起動して、見た目が大幅に変わっているのが新鮮。横長のディスプレイを使っていると、ツールバーを Horizontal にして画面下に置けるのが便利です。(Preferences > Interface の設定から変更)

新機能などについては、少しずつ書いていく予定ですが、まずは Corel サイトの紹介 PDF の情報をもとに 英語版速報 をまとめましたので、参考にしてください。

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テキストをなぞる

2011/01/10 Comments off

ふちどりテキスト

Painter のテキストツール、いまだにちょっと非力と感じられる部分もありますが、IX あたりで安定するまでにいろいろ改善されてきてはいます。でもって、IX で「パスをなぞる」(ブラシの描画がパスの上のみに固定される)機能がついたので、テキスト > パス > これをなぞる、という操作が可能になっています。

今回の作例ではこのあたりと、ダイナミックプラグイン(プラグインレイヤー)の「Bevel / 勾配」を組み合わせてみました。

使ったもの ― テキストツール、Book Antiqua フォント、カスタムブラシ(Soft Jitter)カスタムブラシ(Sand)、写真から変換した 用紙テクスチャ(小花)、ダイナミックプラグイン(勾配)。

  1. 新規キャンバスを開き、テキストツールを選択、「P」を入力。フォントの種類とフォントサイズを調整する。
  2. 入力したテキストを、レイヤーパレットメニューの「テキストをシェイプに変換」で変換。
  3. テキストから変換されたシェイプはグループ化されている。まず、このグループの表示の不透明度をじゃまにならない程度にまで下げておく。また、このままでは「パスをなぞる」ときの対象にならないので、グループ化をはずしておく。
  4. 「P」のシェイプを複製し、このひとつに対して「シェイプ」メニューから「選択範囲に変換」を実行。
  5. 選択範囲に対して、カスタムブラシ(Sand)で用紙テクスチャ(小花)が出るように薄く着色。さらに新規レイヤーをフィルタモードで重ねて色に変化をつける。
  6. 選択範囲を解除。新規レイヤーを作成、カスタムブラシ(Soft Jitter)で「P」のシェイプを使って、「パスをなぞる」機能をオンにして(ブラシのプロパティバーから)、描画。
  7. この揺れのある線のレイヤーに対してダイナミックプラグイン(レイヤーパレットの下に並んでいるアイコンのうち、「差込プラグ」のアイコン)の「勾配」を起動。「縁取りの領域」を少しつけ、色も合わせる。

Boogie Board 描画情報を Painter にも

2010/08/22 Comments off

小さな黒板 Boogie Board で書きましたが、Boogie Board というのを入手したのでこれで遊んでいます。このタブレット(とその形状からとりあえず呼びます)はかなり繊細に筆圧情報を読み取ってくれますが、これは液晶パネルそのものに組み込まれた、物理的にはたいへんシンプルな仕組みで実現されているらしいです。(Kent Displays の技術情報による。)

物理的な仕組みなので筆圧感度が調節できません。筆圧表現の幅はかなりソフトな領域に偏っているので、細い線を安定して描くのがちょっとむずかしいです。軽く触れてもストロークの描き始めのところがインク溜まりのように太くなりがちです。

とはいえ、スタイラスで描けて、筆圧も反映され、さらに本体が厚さ 3 ミリと薄いので、この Boogie Board を Wacom タブレットの上に乗せて、Wacom タブレットのスタイラスを使って Boogie Board の上から描くことで、Wacom タブレットへの入力も同時にできる、という面白い側面もあります。思いついてさっそく実験。モデルは石上神宮の雄鶏さん。

石上神宮の雄鶏(Boogie Board)

こちらが Boogie Board。画面に表示した写真を参考にしながら描きました。この画像は Boogie Board を丸ごとスキャンしたものです。

石上神宮の雄鶏(Painter)

いっぽうパソコン画面には Painter を起動してキャンバスを広げておきました。キャンバスを黒で塗りつぶし、ベタ塗りのペンで色は Boogie Board に近いものを選び、さらに ブラシトラッキングを Boogie Board に合わせてうんと柔らかく しておきました。Boogie Board はマスキングテープでタブレットに軽く固定。

いちおう意図したとおりに、ちょっと線の表情は違いますが、同じ絵が Painter でも描けました。これは Boogie Board のほうを見て描きましたが、逆にパソコン画面を見て描くことも可能であろうと思います。それが何の役に立つのかはともかく。

アーティストオイルでブレンド

2010/02/25 Comments off

アーティストオイル系ブレンドの例

重ね塗り系のリアル鉛筆、カスタマイズ作成したデジタル水彩、カスタマイズ作成したブレンドブラシの組み合わせで、にじんだ感じに(クリックで原寸パターン表示)。

いまさらですが、アーティストオイルをブレンドブラシとして使うととても感触がよいのに気がつきました。アーティストオイルのブラシカテゴリには「紙目ブレンド」というバリアントがあって、これがそのまま使えますが、普通のブラシをカスタマイズしていって最後に「アーティストオイル」コントロールの「絵具」の「量」をゼロにすれば(「混色」の設定が高めであることも確認)、ブレンドブラシになります。

ブラシの基本的な設定のひとつである「粗さ」が 25 くらいで用紙テクスチャも自然に出ます。アーティストオイルは着色ブラシとしてはテクスチャの出かたはあまりはっきりしませんが、ブレンドブラシにすると自然できれいなテクスチャが出るのが意外でした。(「粗さ」の数値を上げると、ほとんどブレンドしなくなるので、高すぎてもダメです。)

アーティストオイルをベースにしたブレンドブラシは、透明レイヤー上でブレンドしたときも白が混ざらない という特性があるので、レイヤー用にもおすすめです。下にアーティストオイル系のブレンドと、古いタイプ(塗り潰し系で塗料ゼロ)系のブレンドを、それぞれ透明レイヤー上に描いた線画にかけた結果を並べてみました(クリックで原寸表示)。

アーティストオイル系と塗潰しタイプのブレンド比較

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鏡像ペイント

2010/02/14 4 comments

鏡像ペイント

Painter のダイナミックレイヤーのひとつ、「万華鏡」を使って描いてみました(クリックで少し大きいサイズを表示)。

「ダイナミックレイヤー」は、Photoshop の「調整レイヤー」のように、その下にある画像のデータを変更することなく、さまざまな効果を加える特殊レイヤーのひとつです。この「万華鏡」は、ダイナミックレイヤーの下の中央上から左へ 45 度の範囲に描かれたものの両側に鏡を置いた形で、ぐるりと複製します。

この結果、中央上左部分に描画したものが 8 回繰り返される(うち、4 回は反転状態)のですが、中央上部分のみに限定すると単純な鏡像を得ることができます。

ダイナミックレイヤーの処理をこの部分のみに限定することができないので、処理が重くなりますが、Painter IX 以降で確認したところ、一辺が 4000 の「万華鏡」を設定できることを確認しました。(さらに上のサイズは未確認。)

「万華鏡」のサイズはキャンバスのサイズを超えることはできませんが、万華鏡レイヤーを設定後にキャンバスサイズを削ることはできるので、単純な鏡像ができる部分のみを残してキャンバスを削ったファイルをテンプレートにしておけば、有効部分について悩むことなく鏡像を描くことができます。お試し用のテンプレートも ダウンロード できます。

このテンプレートは David Gell さんの Mirror Pad に触発されて作成しました。

へたりこむ

2009/07/02 Comments off

へたりこむ人

このところ Painter 11 のリアル鉛筆をカスタマイズしたものをよく使っています。「極細削りたて感」が気持ちいい。その鉛筆でスケッチしてデジタル水彩で着色(クリックで少し大きいサイズを表示)。

デジタル水彩はいったん乾燥してから影の部分だけさらに色を乗せるのに便利です。

ぬめり鉛筆ふう

2009/05/09 Comments off

リキッドインクの鉛筆

Painter 11 で「ハードメディア」というブラシコントロールが追加になりました。これはこれまでのわりと普通のブラシ(Painter 6 で追加されたレンダー系より以前のもの)に、タブレットペンの傾き(範囲設定あり)による先端形状の変化を加えるものです。鉛筆を寝かせて幅広に描く、とかできるようになりました。

この機能が実際に使われているのは、あちこちのブラシカテゴリに追加された「リアル」という名前のバリアントです。(Painter X で追加になった「リアルブリスル」カテゴリのぞく。) で、「リアル鉛筆」のひとつをあれこれカスタマイズしてみました。その結果の「ぬめり鉛筆」の線にデジタル水彩で着彩(クリックで少し大きいサイズを表示)。

Painter 以外ではあまり見かけない挙動をする、プラグインブラシの「リキッドインク」を手法にしたところ、ちゃんとペンの傾きでコントロールされるので、なかなか面白い。「リアルブリスル」コントロールはキャメルブラシ系(レンダーブラシ)へのアドオンという位置づけになると思いますが、「ハードメディア」コントロールは古いタイプのさまざまな「描点」と組み合わせることができるので、応用範囲がとても広いかもしれません。