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Boogie Board 描画情報を Painter にも
小さな黒板 Boogie Board で書きましたが、Boogie Board というのを入手したのでこれで遊んでいます。このタブレット(とその形状からとりあえず呼びます)はかなり繊細に筆圧情報を読み取ってくれますが、これは液晶パネルそのものに組み込まれた、物理的にはたいへんシンプルな仕組みで実現されているらしいです。(Kent Displays の技術情報による。)
物理的な仕組みなので筆圧感度が調節できません。筆圧表現の幅はかなりソフトな領域に偏っているので、細い線を安定して描くのがちょっとむずかしいです。軽く触れてもストロークの描き始めのところがインク溜まりのように太くなりがちです。
とはいえ、スタイラスで描けて、筆圧も反映され、さらに本体が厚さ 3 ミリと薄いので、この Boogie Board を Wacom タブレットの上に乗せて、Wacom タブレットのスタイラスを使って Boogie Board の上から描くことで、Wacom タブレットへの入力も同時にできる、という面白い側面もあります。思いついてさっそく実験。モデルは石上神宮の雄鶏さん。
こちらが Boogie Board。画面に表示した写真を参考にしながら描きました。この画像は Boogie Board を丸ごとスキャンしたものです。
いっぽうパソコン画面には Painter を起動してキャンバスを広げておきました。キャンバスを黒で塗りつぶし、ベタ塗りのペンで色は Boogie Board に近いものを選び、さらに ブラシトラッキングを Boogie Board に合わせてうんと柔らかく しておきました。Boogie Board はマスキングテープでタブレットに軽く固定。
いちおう意図したとおりに、ちょっと線の表情は違いますが、同じ絵が Painter でも描けました。これは Boogie Board のほうを見て描きましたが、逆にパソコン画面を見て描くことも可能であろうと思います。それが何の役に立つのかはともかく。
ココログから移転
painter log をココログから移転して、ここで WordPress を使って続行することにしました。ココログ当初からの問題と、たび重なる仕様変更の問題といろいろあって不便に感じていましたが、このあたりで踏み切ることにします。
以前の投稿もインポートしましたが、画像はそのままでは元の場所にあるものにリンクしているだけなので、こちらのサーバーにアップロードしなおしてリンクを張り替える必要があります。どうせこの作業をするならと、この機会に 画像サイズを以前より大きく することにしました。具体的には、表示される画像のサイズを以前の 300 x 300 から 400 x 400 に変更し、さらに大きい元画像がある場合はそれにリンクするようにします。
頻繁に更新していたわけではありませんが、かなり長期にわたるので、それなりの記事数があります。画像の差し替えは順次作業していく予定ですが、かなりかかるかもしれません。でも、今回の移転で、タグ情報なども利用して、より閲覧しやすいものにできると思います。また、ココログではひとつのカテゴリに記事数が増えると閲覧しにくくなっていたので分けていましたが、こちらでは自動的にページ区切りになるので、Painter カテゴリはひとつにまとめるつもりです。
以前の painter log は更新しませんが、しばらくはそのまま存在しつづける予定です。
横須賀美術館
新しい美術館です。建物は吹き抜け多用の面白い構造。すぐ裏から広大な観音崎公園になっています。歩き回るのが好きなかたには、美しい海岸線に沿った歩道だけでなく、この観音崎公園の深い樹木に埋もれてあたりをめぐる、戦時中の切り通しがとても面白いと思います。
この画像は、元の写真の明るさなどを調整したあと、Painter X で何種類かの効果を適用したレイヤーを重ねて(不透明度はそれぞれ調整)、いちばん上に ハイパスとディストレスで輪郭抽出 の方法で輪郭線を作成して、合成方法「フィルタ」でかぶせてあります。
レイヤーの種類は、下から、「アンダーペインティング」のスマートブラーをかけたもの、それを複製して「スクリーン」モードにしたもの、もとの画像を「オーバーレイ」モードにしたもの、そして最後に輪郭線レイヤーです。
観音崎ウォーキング に周辺を歩き回って撮った写真を掲載しました。
江東線送電線鉄塔
きょうは朝から停電。それもしばらく続きました。周辺一帯が停電になっていたようですが、情報がどこからも取れません。そのへんを点検しているうちに復旧。
テレビを見ていてわかったのが、わたしの散歩ルートにある送電線に関する事故だったということ。旧江戸川をまたぐ高圧線に浚渫工事の船がクレーンを引っかけてショートさせたらしいです。
高圧送電線がある風景は、ここらより都心がわでは見ません。荒川を渡って江東区変電所で地下にもぐるので。このへんを高圧線が横切っているのは、設置当初はあまり住宅が建っていない場所だったからでは。清新町というマンションエリアがありますが、あれは当時は「堤防の外」でした。高圧線はその清新町北部を横切り、昔の海岸線にそって浦安方面につながっています。
きょうの画像は今年の2月に散歩途中で撮影した、その江東線の鉄塔の一基です。ここで電線の角度がかわるポイントに立っているので、変則的な形をしているのが面白い。画像クリックでもう少し大きい画像を表示します。
ナデシコ
デジタルカメラは 2002 年 11 月末に購入した Panasonic LUMIX DMC-FZ1 を愛用していたのですが、さすがにそろそろ新機種と比較してハンデが目立ってきたので、同系列の FZ7 を買いました。
画素数が 200 万画素から 600 万画素に増えたのはよいのですが、1 画像あたりのファイルサイズがかなり大きくなってしまうのがデメリット。以前は 1600 x 1200 ピクセルだったのが、2816 x 2112 ピクセル。しかし、1 画素あたりの画質はかえって落ちている印象あり。そこで、IrfanView のバッチ処理でまとめて 1600 x 1200 に画質優先でリサイズ、ガンマを 1.1 上げて、EXIF 情報も残しながら、もとのタイムスタンプのままで JPEG 画質 90/100 で保存、というのをやってみたら、ファイルサイズが小さくて扱いが軽いし、EXIF とかも残って、撮影時には白飛びを避けるために暗めに撮るのでそのままだと暗いのも修正されて、なんかとっても便利かも。
たとえば 2091 KB のファイルが 316 KB になっても、元のファイルがピクセル等倍ではちょっと荒れてるので、画質が落ちたようには見えないのです。1/2.5 インチの CCD で 600 万画素のデジカメの等倍なんて、こんなもん。それでも 1600 x 1200 に縮小後の画質は FZ1 の 200 万画素の等倍よりキレイ。
FZ1 から FZ7 というのはじつに正常進化。純正の 52mm から 55mm へのレンズアダプタ(2100 円)もよくできてます。ジョイスティックでマニュアルフォーカスっていうのはちょっと辛いけど、マニュアルがあるだけでやっぱりありがたい。