スクリプト – グリッドペーパー作成
グリッド表示は便利です。が、開いているすべてのイメージに同じように適用されてしまい、始点の調節もできないといった制限もあります。また、Painter 6 まででは、グリッドを表示するとトレーシングペーパー表示と同じように、絵の本体の表示が薄くなってしまうという欠点もありました。
Painter 初期からある機能なので、あまり大きい改善がされていないといういう印象です。せっかく透明レイヤーがついて、レイヤー表示の不透明度も調節できるようになったんですから、これを利用してもっと自由にグリッドを表示してみたい。というわけで、「効果」-「特殊効果」の「グリッドペーパー」を使ってみました。新規レイヤーを作成してから実行します。
opac_fill_3 with 0 opacity 1.00000
grid_paper kind 1 offset x 0.000 y 0.000 spacing x 50.000 y 50.000 thickness 1.000 units x 1 y 1 thickness 1
grid_paper2 color red 128 green 128 blue 255 background_color red 255 green 255 blue 255
color_select hf 0.00100 he 0.00000 sf 0.00100 se 0.00000 vf 0.00100 ve 0.00000 red 255 green 255 blue 255 inv 0
clear
remove_selection
なぜ手作業で新規レイヤーを作成するか、というと、Painter のスクリプトでは新規レイヤー作成のときに現在のイメージサイズが記録されるので、これは「全選択」についてもそうなのですが、こういう要素を入れると汎用のスクリプトにならないからです。ちょっと残念。
このスクリプトでは、まずレイヤーを塗り潰します。塗り潰さないと「グリッドペーパー」が表示されません。透明なまま色のデータはグリッドペーパーになるのですが、古い機能なので「レイヤーの不透明度を編集する」という動作が入っていないのです。塗り潰し後に「グリッドペーパー」を作成して、さらに地色で選択してその部分を削除し、下が透けて見えるようにしています。
グリッドの間隔は 50 になっています。変更したいときはこの数字のあたりを編集してください。「グリッドペーパー」はキャンバス内蔵のグリッド機能とは違い、単なる画像になるので、図形描画などをグリッドに吸着させることはできません。
おもしろいな~グリットをスクリプトを使って作っちゃいますか。格子の大きさも自由にできるのは良いですね~。
やっぱり忙しくて連続更新続かず……。スクリプトを保存して、さらにそれをカスタムパレットのボタンにしておくと、ボタンひとつで実行できてほんとに便利なのですよ。でもカスタムパレットをいろいろ出すと画面が狭いので、用途別にして出したり消したり。
いやいや十分ですよ(更新)
しかし、色々ソフト使ってみて、painter のカスタムパレットの機能は便利な機能だと思いますよ。